第9巻記事
【既読者向け】がっこうぐらし!9巻 大学編の全貌の考察、疑問点など

この記事は8巻を読んだ方向けに作成した記事です。巻末資料についてもやや触れています。総じてネタバレ含みますが、このネタバレというのは既読者向けへ状況説明や根拠や場面を提示するために行うものであって8巻を読んでいない方にはオススメできません。私が原作の内容を包み隠さず語ってしまうと一定量原作が、連載が売れなくなるということなのです。私はがっこうぐらしが大好きです。ご理解お願いします。



また現段階の連載で当記事の説が覆るような展開が起きています。それについても少しずつ触れながら更新していきます


以下ネタバレ
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今回はこのテーマを話していきたい。
①リセさんは何をしたのか
②シノウについて
②くるみはどこへ行ったのか
③りーさんに妹は存在していたのか
④選ばれた、選ばれなかった件
⑤まだ残されている伏線らしきもの
⑥巻末資料
⑦終わりに



①リセさんは何を割ったのか
第48話。リセさんは武闘派が周りにいないことを確認して拘束されたまま立ち上がり、何かを割ります。それがドアの扉だと思うのが妥当でしょう。しかし本当に割ったのはドアのガラスなのでしょうか?
リセさんが見ているのは窓ガラスの方に見えます。もし窓ガラスの方を割ったとしたらどうでしょう。リセさんは窓から飛び降りようとしたのではないでしょうか。そうなってくるとリセさんがどの位置で捕らわれているか把握する必要も出てきます。何故なら飛び降りた先が「お墓」なら話がとんでもない方向に繋がるからです。しかしどこに拘束されているのか本編で詳しく書かれていることはありません。図書館でシノウに拘束され武闘派のテリトリーに連れていかれたのは間違えないでしょう。
もしくは窓ガラスを割って飛び降りる以外のことをリセさんが考えているということも有り得ます。リセさんは読書家なので色んな知識を持っています、その課程でこのような窮地から抜け出す知恵を持っていたのでしょうか。こちらは直接的に物語に関係してくることなので理解を深めることが必要でしょう。

②シノウについて

48話を読んだ方は既に把握しているかもしれませんがシノウが圧倒的に強いです。自堕落と学園生活部の面々を次々に制圧、確保します。特にみーくんを拘束したときの動きは人間離れしていると思います。くるみも最近、塀の上に飛び移るという人間離れした運動神経を披露しました。
思い返すとシノウがめっちゃ強いと分かったのは第37話「うんどう」。襲いかかるかれらを次々にアイスピックで刺していきます。そして高上に「私、絶対負けないから…」と呟きます。今となってはこの台詞だけが疑問に残ります。皆さん、ここまで来たら察しているかもしれませんが、私はもしかしたらシノウは既に感染しているのではないか?と考えております
しかしこの説を深めるには2つの障害があります。それは仮にシノウが感染しているにしてもくるみと症状が異なるという点です。
かれらからのリアクションに相違点があります。くるみはかれらから無視されます。この無視される症状はがっこうぐらし第5巻からです。結構早い段階での症状でした。対してシノウはかれらに襲われます。この症状の差は真逆というほど説明がつきません。涙が出る出ないも伏線として受けとりたかったのですが、考慮すると矛盾してしまうため保留しました。
ともあれ、私はシノウとくるみがかかっている感染症の症状は異なるのではないかと思っています。
 まず、シノウの感染している系列を紐解くためにはシノウと高上の二人の関係について考える必要があります。第42話のラスト2ページ目最後の意味深なカット。これは第43話にもあります。こちらは有名な説ですがシノウは既に妊娠しているのではないでしょうか。
・シノウが妊娠している。
・感染している。
・高上はいつの間に感染した。
こちらの3つの事象と緊急避難マニュアルの『3.系列』欄を見て互いに結びつけます。するとシノウの感染経路はこの流れではないでしょうか。
①シノウは男土時代のΩ系列のウィルスを持っている。
②学園生活部が来る前くらい時間軸でシノウと高上が性行為する。そして高上、粘膜から飛沫感染。シノウ妊娠
③高上、発熱と発汗が続き、後遺症というかれら化に到る


皆様、原作3巻をお手に取ってください。巻末資料を読めることを前提として解説します。第8巻の巻末資料の付箋としゃべる魚の言い伝えからΩ系列はウィルスだと推測されます。また、かれらになるとかれらに襲われないというクラウド化はランダルコーポレーションによって開発されたのではないでしょうか?そのため原種のウイルスに感染しているシノウは新型Ω系列のかれらに襲われます。
この結論に至るまで、シノウの感染源を色々想定しましたが、高上と性行為したのなら感染のリスクをシノウが覚えているはずだと結論付け、無自覚で感染したのではないかと考え始めました。なお、粘膜感染はキスくらいでは起きないそうです。

対してくるみはランダルコーポレーションが培養した新型Ω系列のウィルスに感染しています。新型Ω系列のウイルスに感染しクラウド化しておりかれらからは襲われません。Ω系列の項目は塗りつぶされていて内容を伺うのは極めて困難です。ですが、唯一読める場所に心停止と書いております。これがかれら化を表す1つのワードなのではないでしょうか?

ではシノウがかれら化していたとしたらどうなるのでしょう。それはお腹の子に影響してきます。漫画の演出からシノウは誰かの子を身籠っている と安易に想像できます。この時誰との子か解明する必要がありますがこちらは普通に考えたら高上になります。そうとは限りませんが。
果たしてかれら化している親と人間が交わったらどうなるのでしょう。ゾンビ漫画を観るかた、映画を見る方がいれば察することが出来るでしょう。生まれてくる子供が果たして敵なのか、味方なのか、それまで予想することは困難でしょう。

 …といってもシノウが感染しているかというのは推測に過ぎないのが現状です。確実性が持てませんが私は一説として提唱しました。私は可能性があるのものはとことん考察するタイプですのでその他の可能性も考えています。今回は皆様に公開するにあたって説を1つに絞りました。これから情報が明らかになっていくにつれこの説が否定されるかもしれませんが、それまでに他の説を深く掘り下げて考察できればなと思います。

かれら化云々の考察はこれまでにしてもう1つシノウについて考えていきたいことがあります。それは「シノウは結局敵なのか?味方なのか?」です。第48話でシノウが次々と学園生活部、穏健派を確保していきますが、その表情は曇っています。シノウは何か後ろめたさがあるか、もしくは穏健派の誰かと繋がっているのでしょうか?勿論、対人間なのでやり辛さを感じているとも捉えられますが全般的に襲撃は同意的ではないので私は比嘉子と繋がりがあるのではないかと勘ぐってしまいます。仮に繋がりがなくてもシノウはお腹に赤ちゃんがいると考えられているため、(物語の展開を逆算的に考えてみると)シノウが生き残るのが自然であり、そこからまた逆算するとシノウが味方でないといけません。いずれにしてもこれからシノウが大きな存在になることは間違えないでしょう。

③くるみについて
まずくるみはこれからどこにいくのでしょうか。それは元凶であるランダルコーポレーションに行くか、戻るかのどっちかだとは思いますが。
 ランダルコーポレーションがなんなのか、未だに明らかになっていません。ランダルコーポレーションに行くにしても大学に戻ってくるにしてもそうなったときの展開は予測できるはずです


話は変わりますが、単行本第4巻24話「これから」で出てきた謎の人たちの一人はヘリに乗って由紀たちが飛ばした風船についていた座標を手がかりに巡ヶ丘学園高校まで来ます。しかしヘリに乗っている人は急に手が震えだしてワクチンを打つ前にヘリが墜落してしまいます。結果学園生活部の面々が分かっていることは
 ①自分達を探しに来た
 ②アタッシュケースには拳銃とワクチン、地図。(地図はイシドロスとランダルの位置も書かれている)
しか有りません。
私はヘリが墜落した理由は「定期的に打たないといけない薬を打つ前に力んでワクチンを壊してしまい、墜落するまでに間に合わなかった」からだと思っています。くるみが打ったワクチンは定期的に打つものであるが くるみはそのことを知っていない。定期的に打つことが知らず行っていないため、症状が悪化しているのだと私は思います。
そのため、第8巻範囲のお話では、くるみが晶さんとみーくんを見たとき、かれらのような視界になりかけています。後の台詞の「もう」で分かるとおり、悪化しているのでしょう。

では大学に帰るとしてどうなるでしょうか?動機を探していきます。動機で一番大きいのは由紀が書いたサークルノートの内容です。くるみはみーくんと話したとき、由紀が話したとき「どこにも行かない」と返しています。しかし彼女はいつかれら化してもおかしくない状況に陥っていることを自覚しておいます。くるみは一人部屋になってから、かれら化の暴走を危惧して毎日手錠をつけて寝ていることで伺えます。「どこにも行かない」とみーくんに嘘をついた負い目があるはずです。武闘波をかれら化させたあと、大学と別方向に歩き始めましたが、再び帰ってくる可能性はあると思います。
そして帰ってきたとき、何が起きるのか。シノウとの直接対決、もしくは半かれら化した胡桃と学園生活部が対峙するのかもしれません。(あるいは両方かもしれません)

 ここまではくるみが帰ってきた考察でしたが、帰ってこない展開を考えられます。これから話しますが、こちらに関しては情報量が少なく妄想に過ぎませんので御了承ください

前提としてランダルコーポレーションが悪という存在だとします。この悪とは「人道的でない、卑劣な」を意味し、人権を尊重しない組織のことです。ランダルコーポレーションは「理想」のために、細菌兵器を使って人々をかれら化させました。かれら化は組織にとって必要なことでかれら化したことによって、もしくは人々がかれら化をしたことによってなんらかのメリット(通称クラウド化)を得られたことでしょう。もしこの組織が目指しているものがまだ達成しておらず…、つまりはパンデミックが目的の途中であった場合、くるみという半かれらの存在が重宝されるに違いありません。そのため、もしくるみが帰ってこなかった場合、くるみがランダルコーポレーションによって捕らわれることが予想されます。

 
長くなりましたが、くるみの考察は以上です。帰ってきたらシノウや学園生活部との対峙、帰ってこなかったらランダルコーポレーションからの襲撃の可能性があります。

③りーさんに妹は存在していたのか
このるーちゃんは熊のぬいぐるみのグーマくんではなく、りーさんが実際にいたと語っている妹の方です。
今まで疑う余地はありませんでした。りーさんの精神が狂っているからといって妹自体いないなんて有り得ないだろう。いや、そんなことすら考えてたことがありませんでした。
しかし、第48話にてりーさんの回想が不明確で抽象的だと感じその可能性も考えることにしました。以下が第48話の回想の解説です。
前半はるーちゃん(妹)が帽子を飛ばされ必死においかける姿から始まります。りーさんも追いかけますがるーちゃんは帽子を追いかけそのままなめかわ小学校に入っていきます。ここまでが回想らしきものの前半です。
なめかわ小学校の構内を散策した夜、りーさんは一人内緒で構内に入り、るーちゃん(グーマくん)を救出します。第48話のりーさんの回想らしきものの後半はこの散策をするときの話になります。
両者繋がっているものと見えますが、それにしては前半が空想のお話のように感じます。後半は現実にあったことだと考えられるので前半後半で話は繋がっているもののこれが架空で、抽象的な話ではないのかと私は考えました。その架空で抽象的な幻想を抱いているのがりーさんなのなら、るーちゃん(ぬいぐるみ)だけでなく元々るーちゃん(妹)は存在しないのではないだろうか?という説が浮かび上がってきました。
もちろん、「これは演出だ。深読みしすぎだ」と一蹴りすることも出来ます。がっこうぐらしのお話で抽象的な場面、ないわけではありません。第1巻の先輩とくるみの話も、8巻の先輩をはむはする場面も抽象的でしたね。ですが、妹が元々いないという可能性が浮かび上がったため、ここに記述しました。他にこの説の根拠になる情報があれば、もしくは否定的な意見があればコメントお願いします。

④選ばれた、選ばれなかった件

結論から言うとようわかりません。

選ばれた
武闘派のリーダー(愛称リソース)
パンデミック前:友人はいそう。経済学を学んでいる。
パンデミック後:自分しか前に立つものがいないと思いリーダーとなる。俺たちは仲間だ。
・アヤカ(黒髪カチューシャ)
パンデミック前:ぼっち?周りに溶け込むことがなく、周りを見下していた。曰く、毎日が退屈だった。
パンデミック後:自分の望んでいた世界になった。人を殺したりやりたい放題。 

選ばれなかった
・比嘉子
パンデミック前:記述なし
パンデミック後:武闘派に所属していたが、かれらを殺す訓練を受けたが実行できなかった為追い出された。桐子といつ出会ったかは不明。
 
 この選ばれた選ばれなかったは強烈な一言だと思うと同時にこれが収録された話はとても印象深い話でした。これまで現実が続いていた本編にまるで伏線を立てるように起きた回想。8巻に挿入してきた意味を死亡フラグと断定することも出来ません。確かに我々読者は比嘉子が捕らえられている描写を見ていないので安否が分からないのも事実であり、第47話~第48話の間に「選ばれた」二人によって殺されている可能性もあります。しかしりーさんを追い詰めてしまったことによって「選ばれた」二人が死ぬ可能性も十分に有り得ます。りーさんの精神状態がどうなってしまうのかまだ分からないためなんとも言えませんが、「回想は死亡フラグだ、はい終わり」で済む話ではないと思います。これからこの選ばれた選ばれなかった人で生死が分かれる以外に別の分かれ方もするかもしれません。

⑤まだ残されている伏線らしきもの
思い付いたら羅列していきます。コメントで募集中です。
1.目玉壊すマンで伝えたかったこと→善悪とは何か???
2.ゆきたち、川に入ってよかったの。

⑥巻末資料
まず男土新聞というタイトルで新聞があることに驚きです。都市部なのでしょうか?
男土はΩ系列で自然災害だったと受けとるのが普通なのでしょうが、そもそもウイルスって焼却出来るのでしょうか?ミスリードな気もします。私は②シノウについてで原種のΩ系列ウイルスと今回のΩ系列は性質が別だと推測しました。

⑦終わりに
ここまで読んでくださりありがとうございました。がっこうぐらしはアニメ一周年を迎え、先日ついにLINEスタンプも発売されました。ここ一ヶ月は8巻発売も影響してがっこうぐらしクラスタ(私はぐらしすとと呼んでいます)が連日沸き立っていました。私自身、今日という日が楽しみでした。9巻は2017年3月頃ですかね。
もう1つ。まんがタイムきららフォワードの今月号(2016年8/24発売10月号)にてがっこうぐらしが表紙を飾ります。この本誌に掲載される内容はがっこうぐらし8巻の続きです。待てない方は今月24日発売のまんがタイムきららフォワードを買いましょう。


まんがタイムきららフォワードについては毎月あらすじを転載したり、ネタバレなし感想を書き残したりしているので、もしよかったら見てくださると嬉しいです。ちなみにまんがタイムきららフォワードで次にアニメ化が近いと推測されるのははるかなレシーブです。 がっこうぐらし以外にも読める作品はたくさんあると思いますので、是非お手にとってください。

最後にですが、私は連載勢ですので単行本勢より早くがっこうぐらしの話を読んでいます。同じ連載勢の方、考察に胸を沸かせましょう…と話したいところですがツイッターでの暗黙のルール(単行本が出るまで連載の内容をネタバレしてはいけない)があるため公には話せません。何か思うことある方はツイッターのDMをください。
 
また9巻が出たときに皆様に会えることを期待しています。